甘藷(かんしょ)コース

目指せ日本一!
かんしょ(さつまいも)コース ☆新設
 

サツマイモは世界を救う!

さつまいもは単位面積当たりの供給熱量がコメの2倍、小麦の3倍もあり、戦時下では救荒作物として利用された歴史があります。
世界人口の増大による将来の食糧需給によっては重要な作物になる可能性があります。
 
健康効果も高いといわれ、ヤラピンという成分と食物繊維の相乗効果で便秘の改善効果があるといわれています。
老化防止作用のあるビタミンEも豊富に含まれおり、長寿社会でも重要な作物になります。
 
近年、茨城の伝統的な特産品である「ほしいも」は品種改良により、スウィーツとしての認知されるようになってきました。
 

経営内容

ほしいも・青果用・焼き芋用の全般で評価の高い「紅はるか」を中心に作付けします。
 
3月に種芋をハウス内に伏せこみ、4月下旬から6月にかけて植え付けていきます。
畦立てと同時に土壌消毒、元肥溝施用、マルチングを同時に行い、省力化の機械化体系に取り組んでいます。
さつまいもはイネと比較して機械化が遅れていますが、最近急速に進んでいる作物です。
 
7、8月は畝間の除草管理が主な内容になりますが、9月~10月にかけて収穫をしていきます。
さつまいもは収穫直後は糖度が低く美味しくありません。
12~14度位の低温で貯蔵することにより、いも内部のでんぷんが糖に代わり甘くなる不思議な作物です。
貯蔵もまた、ひとつの技術の要所になります。
 
11月~2月にかけては、糖度の高まった原料芋を使って、ほしいも加工を行っています。ほしいもはまだまだ手作業の多い分野で、需要に供給が追い付かない分野です。職員、学生だけでなく、地域の方や、農福連携の一つとして就労支援事業所の方にもお手伝いを頂いています。
 

実習風景

4月:苗代で苗を育てます 5月:中旬から田植えが始まります 5月:初めての乗用田植え機実習。「車より先に田植え機に乗りました!」 7月31日の田んぼの様子