学園の概要

学園長あいさつ

3つの農業”を学ぶ学校

この学園での学びは“3つの農業”に要約できます。

1つは“総合的な農業”を学ぶこと。米作りから野菜、有機農業、畜産、加工・販売と学園には様々な農業部門があります。これらは有機的に繋がっており、農業の基本である循環型の環境があります。また、各部門は経営的な規模で運営されおり、農業の総合的な教養や現場観が自然に身についていきます。

2つ目は“自分の農業”を実践します。学生は皆それぞれ専用の畑があり、思い思いに作物を栽培します。できた野菜は食べることもできますし、直売所で販売することもできます。学園にいながら、意識は農家になっていきます。実践を通じて教室での講義も活きた知識に変わります。

3つ目は“プロ農家の農業”を学びます。例えば、自分の畑でネギを育てながら、ネギ農家に学ぶことが農業者への近道です。同じ時間を過ごすことで、農業者としての姿勢、心掛けも学びます。

本校には、農業後継者はもちろん、農家でない方も多く在籍しています。卒業後の就農にむけて学園は全力でサポートいたします。

農業は国の礎(いしづえ)です。自然を相手に種まきから収穫まで、時間・労力を要する農業は人間として大切なことを教えてくれます。農業を学ぶこと、農業から学ぶことは創立90年の歩みの中で一貫して貫かれた理念です。

令和3年2月 学園長 籾山 旭太

 

籾山旭太プロフィール

1980年11月19日生まれ
神奈川県藤沢市出身

高校から浪人時代に自転車旅行で四国、北海道を巡る。道中で出会った人々や景色に魅了され、農業を志す。
東京農業大学農学部農学科卒。学園祭の実行委員に没頭した4年間を過ごす。
大学での勉強だけでは農業の現場で働くには不十分と感じ、日本農業実践学園、専修科(現、農業実践力養成科)に入学。1年間野菜中心に学ぶ。卒業後、同学園で野菜部門助手、嘱託職員として働く。
2009稲作の勉強が必要と感じ新潟県十日町市で農家研修に入る。お世話になった地域が中越地震の被災地で地域おこし活動にも参加。農村地域の持続性というテーマを考えるきっかけになった。
研修を終えた2011年4月に学園に復職。
2019年4月に学園長兼農場長になり現在に至る。

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